アイラブユーの伝わり方の問題


いやぁ、発してますか、愛の言葉。


愛を表す表現は世界さまざま。
言葉だけでなく、
あらゆる方法で「伝える」ということが重要になってくるのが、
愛といえます。


イギリス・ロンドンの翻訳会社が、
そんな愛をめぐる言葉について調査をしたそうです。
その調査とは、最もロマンチックな響きを持つ単語。


1位に輝いたのはフランス語のamour。モナムールですな。
照れます。


僅差の2位に飛び込んだのはイタリア語のamore。
3位はイタリア語・スペイン語で「とても美しい」を意味するbellissimaだそうです。


いやぁ、まったく照れますなぁ。


しかしこの調査、ヨーロッパ人がヨーロッパ的な目で比較されたものですから、
どうしたってヨーロッパ言語が強くなってしまうのではなかろうか。


その証拠に、世界でもっともロマンチックな響きがない「I love you」第1位は日本語でした。


「わたしはあなたを愛します」が1位。


そんな日本語誰も使いませんてぇ!


日本語の美しさは、動詞ですべてを表現できるところだと私は思っています。
たとえば「愛しているよ」というだけで、
わたしが、目の前のあなたを、愛しているということが伝わるではありませぬか。


それってロマンチックだとも思うのです。


たしかに「I love you!」を直訳すれば「わたしはあなたを愛します」だけども。
だけどもだけど。
それだけではない日本語の素敵さだってあると!わたくしは伝えたい。


ただ、ロマンチックという考え方自体、ヨーロッパ的な発想かもしれない。
そこまで考えると、むつかしくなるので、やめときますけれども。


さまざまな言語を知れば知るほど、日本語の素敵さも発見する。
留学をし、語学やその土地の文化を知ることは、
日本語や日本の文化について、改めて考えさせられるきっかけにもなりますね。


やはり言葉の使い手は、言葉を生んだ土地の文化を理解してこそ生きてくるものだと、
つくづく実感するデータでした。


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