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いやぁ、明けました。
トラです。
タイガースの頑張りが気になる2010年。
本年も留学タイムズと留学タイムズブログをよろしくお願いいたします。
さてさて、秋に行ってきたニューヨークの話を、
新年になっても終わらせられないわたくしですが。
今日はフェリーについてです。
ニューヨークといえばコレ!てきな観光名所のひとつ、
自由の女神。
学生時代に「とりあえず…」てきな雰囲気で友達とスタテン島へ行ったことがあります。
若かりしわたくしは、
「ニューヨーク(州)の大学に行って自由の女神に行ってないなんてっ」
というどうでもよい思いを晴らすため、
長蛇の列へ乗り込みました。
並ぶこと3時間半(確か)。
女神の冠から下を見下ろすこと10秒。
「なんのために…」という後悔の念がぬぐえない結果です。
「自由の女神に行ったよ」という事実だけを誰かに言うためだけに、
こんな思いをしてしまいました。
並んでいる間、浮かれた観光客のみなさんには、次第に疲労の様子があらわれます。
文句のひとつも出てこよう。
でもみんな「自由の女神に行ったよ」のために並んでいるのです。
その気持ち、察してあまりあるものがあります。
さて、今回の旅でも、そんな
「ニューヨークと言えばコレだな」てきな観光客のみなさまが、
大挙してチケット売り場に並んでいました。
我々がフェリー乗り場についたのは午前11時前。
朝ゆっくーり起きて、降りた地下鉄の駅そばにあるベーカリーで腹ごしらえして、
「そろそろ行くかね」と、フェリー乗り場で並んでいるところに突っ込みます。
すると、「チケット売り場はアッチ」と係りのおじさんに言われて、
乗り場近くのそこまでたどり着くと。
チケット購入をひかえた観光客の行列です。
そして聞こえてきたアナウンス。「今日は自由の女神には入れません」と言っています。
なんだか、スタテン島には行けるが、自由の女神の中には入れないとのこと。
午前11時ですでに、1日の観覧予約が終了しています。
かなりの大物っぷりですね。
ちなみに私たちの目的は、今回スタテン島ではなく、エリス島でした。
エリス島はかつての移民局があったところらしく、
私の連れのたっての希望により、めでたく行くことになったわけです。
エリス島へもフェリーで行くのですが、
スタテン島→エリス島の順で行くフェリーに乗るため、
自由の女神グループのみなさんと一緒になります。
私の見た感じ、99%が自由の女神グループです。
地味なエリス島行きを望んだ我々は、
「自由の女神じゃないから別にいいもんね」と
素知らぬふりでチケットを買い、
セキュリティチェックの厳重な乗り場へ移動。
いよいよ乗り込み、10月の割には以上に寒い風を受けながら、鼻息荒くエリス島に出発します。
…そして2時間後、エリス島に降りずに帰ってきました。
甘かったんですね。
スタテン島に行かなくたって、スタテン島→エリス島の順番なわけです。
約99%の自由の女神グループのみなさんがえらい時間をかけて降りて行き、
そして周遊しているフェリーだもんだから、またたくさんのみなさんが帰るために、
えらい時間をかけて乗ってきます。
時間をかけてチケットを買い、時間をかけて乗り場に並び、
そしてさらにえらい時間をかけたうえのエリス島です。
その待ち時間の長さにより疲弊した我々は、
結局船からエリス島の写真を撮るだけにとどめ、
午後を無駄に過ごすまいとさっさと同じフェリーで戻ってきました。
フェリーはおそらく自由の女神を見たいという方には一番安い方法なんだと思いますが、
このように時間がかかってしまう可能性が。
水上タクシーなど、ちょっと割高だけど時間を有効に使いながらゆったりと観光できる方法もありますので、
事前にチェックしておくとよいですね。
エリス島へ行く方もね!